FROM THE FIELD
「光回線対応」のはずが回線を引けない——入居者クレームを建物のバリューアップに変える
募集図面に「光回線対応」と書いてある部屋で、実際には回線を引けない。
NOCOSは原因を切り分け、入居者クレームを 建物の設備バリューアップ提案 へ転換しました。
写真はイメージです
Situation
状況:「使えるはず」の回線が使えない
管理移管直後の居室で、入居者から「募集時に光回線対応と案内されていたのに、回線を引き込めない」というクレームが発生。
前管理会社経由で、原因調査だけで 約6万円(税込)の見積もり が提示され、オーナーから「この費用は妥当か」と相談が入りました。
入居者はテレワーク利用で、速度面の要求も高い状況。
「とりあえず調査費を払う」前に、何が起きているのかを切り分ける必要がありました。
Result
結果:原因特定と、設備投資の方針確定
不要な有料調査を回避し、無料調査で原因(共通配管の詰まり)を特定。
借主負担で個別に回線を引く案と、オーナーが建物一括で無料インターネット化する案を、費用と効果(募集力・保守範囲)を並べて比較できる状態に整理しました。
単なる「クレーム対応」を、建物の設備グレードを一段上げる投資判断に変換。
開通工事の時期は現在調整中です(本記事は進行中の実例)。
入居者の不満は、しばしば建物のバリューアップの起点になる。火を消すだけでなく、同じ予算で資産価値が上がる選択肢をオーナーに示すのが管理会社の仕事です。
FAQ
よくある質問
「光回線対応」と書いてあるのに引けない場合、工事費は誰が負担する?
ケースによりますが、募集図面(マイソク)に「光回線対応」と明記していた以上、表記と実態の整合の責任は第一義的に、その募集図面を作成・掲載した募集仲介会社(元付け業者)にあります。客付け仲介会社ではなく、募集図面を出した会社が表示内容に責任を負います。誤った設備表記で募集したことが原因であれば、まずその仲介会社の責任問題として整理されます。そのうえで、引き込みの可否・原因・代替手段(CATVや建物一括ネット)によって現実的な落とし所は変わるため、NOCOSはまず無料調査で原因を切り分け、責任の所在と費用・効果を並べて関係者が判断できる形に整理します。
回線の原因調査に数万円の見積もりが来た。妥当?
有料調査に即決する前に、回線各社の無料の現地調査で原因を切り分けるのが先です。本事例でも、約6万円の有料調査を払う前に無料調査で原因(共通配管の詰まり)を特定できました。
建物一括の無料インターネットは入れる価値がある?
戸あたり定額(目安 約1,400〜1,700円/月)で「無料ネット付き物件」として募集力が上がり、機器更新・クレーム対応・共用部ブースター保守まで含められるため、長期では個別対応より割安・低リスクになりやすい選択肢です。物件の入居者属性と相場で要判断。